Leverage your career ~ Find a job in America ~
公開日:2026年1月29日
更新日:2026年1月29日
目次
「アメリカ企業に応募するときの履歴書の書き方は日本と違いがある?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
アメリカと日本の履歴書には違いがあるため、ポイントを押さえて作成する必要があります。
本記事では、アメリカの履歴書(CV、英文レジュメ)のフォーマットや項目、書き方、例文などを紹介。また、日本の履歴書との違いやアメリカの履歴書を作成するときのポイント、カバーレターの作成方法も解説します。
アメリカにおける履歴書とは、選考時の連絡先や自身が有する能力を伝えるための応募書類です。
アメリカの履歴書は「CV(Curriculum Vitae)」や「英文レジュメ」と呼ばれ、職務経歴書の内容が含まれます。
アメリカの会社には数多くの履歴書(CV、英文レジュメ)が提出されるため、採用担当者の目に留まる魅力的な書類を作成することが重要です。
アメリカの履歴書(CV、英文レジュメ)と日本の履歴書には、以下のような違いがあります。
ここでは、それぞれの違いについて詳しく説明します。
アメリカの履歴書では、日本の履歴書では書くことが多い以下のような項目の記載は不要です。
上記のような個人情報は仕事との関連性が低く、これらの要素で採用・不採用を判断することは差別にあたるとされているため、アメリカの履歴書において記載は求められません。
アメリカの履歴書には、顔写真を貼付する必要は基本的にありません。アメリカで履歴書に顔写真を貼らないのは、見た目や肌の色による差別を防止するためだとされています。
日本では履歴書に貼る顔写真は自分の印象を伝える要素となりますが、アメリカの履歴書ではレイアウトや内容などによって好印象を与える必要があります。
日本の履歴書では、職務経歴欄の退社の行に「会社都合により退職」や「一身上の都合により退職」などのように、退職理由を記載するのが一般的です。
一方で、アメリカの履歴書には退職理由を書きません。退職理由は企業側が応募者の実力を確認する判断材料とならないため、不要とされています。
日本の履歴書では、手書きの署名や押印が必要になることが多いです。
一方アメリカでは、自署や押印をする文化がありません。署名が必要となるのはさらに選考が進んで契約書を交わす段階です。
日本の履歴書は、近年デジタル作成も増えてきましたが、手書きで作成するケースも多いです。また、企業によっては「人柄が分かる」「熱意が伝わる」などの理由から、手書きの履歴書のほうが好印象を与えられることがあります。
一方、アメリカで履歴書を手書きで作成して提出した場合、「ステレオタイプの人物である」「デジタルリテラシーが低い」などの低評価につながるおそれがあります。
アメリカでは履歴書を電子応募することが主流となっており、基本的に手書きでは書きません。パソコンやスマートフォンで作成し、PDFファイルやWordファイルなどに出力して提出します。
日本の履歴書において、ボランティア活動は人柄や価値観を示す要素の一つとして捉えられます。
一方でアメリカでは、ボランティア活動は評価の指標として重要性が高い項目となっています。
アメリカの履歴書では、ボランティア活動について書くことによって社会貢献に対する積極的な姿勢を示すことが可能です。
また、主体性やリーダーシップ、コミュニケーション能力などもアピールできるでしょう。さらに、ボランティア活動の内容によっては、専門性が高い知識・スキルを保有していることも伝えられます。
そのほか、未経験の業種・職種への転職に臨むケースや職務経歴がまだない学生が就職を目指すケースにおいて、ボランティア活動は実務経験に準ずる経験としてアピールできます。
アメリカの履歴書(CV、英文レジュメ)は、様式例が示されている日本の履歴書と異なり、自由度が高いです。
アメリカの履歴書には厳格に定められたフォーマットはありませんが、主に「逆編年体形式(Reverse-Chronological Format)」「キャリア形式(Functional Format)」と、2つの形式のハイブリットである「混合形式(Hybrid Format)」の形式で作成されます。
| 履歴書のフォーマットの種類 | 特徴 | メリット | このフォーマットがおすすめの人 |
| 逆編年体形式(Reverse-Chronological Format) | 職歴を時系列で遡って直近の職歴から過去の職歴を書く形式 | ・キャリアの継続性をアピールできる
・読みやすい | ・同業界のなかで着実にキャリアを積んできた人
・職歴に空白期間がない人 |
| キャリア形式(Functional Format) | 職務経験やプロジェクト別でまとめて記載する形式 | ・スキルや実績をアピールできる
・職歴が目立ちにくい | ・異業種へのキャリアチェンジを目指す人
・職歴にブランクがある人 ・転職回数が極端に多い人 |
| 混合形式(Hybrid Format) | 逆編年体形式とキャリア形式の両方を活かした形式 | ・柔軟に作成できる
・即戦力であることをアピールできる | ・経歴もスキルも高レベルで、両面からアプローチをしたい人 |
応募先の職種・仕事内容や強調したいアピールポイントなどに合わせて、最適なフォーマットを選択して履歴書を作成しましょう。
アメリカの履歴書(CV、英文レジュメ)に必要な項目は、主に下記の8つです。
これらの内容を、履歴書に漏れなく記載しましょう。
その他の特記事項は、応募先企業の特徴やアピールしたいことに合わせて加筆してください。
ここでは、アメリカの履歴書(CV、英文レジュメ)の書き方を項目ごとに解説します。
また、履歴書の例文として架空の人物「ヤマダ アキラ」が、アメリカ合衆国のテキサス州・オースティンにある架空の会社「〇〇〇 Tech Solutions」が出している「ITエンジニアリングのリード職」の求人に応募することを想定した内容も載せるので、参考にしてください。
アメリカの履歴書の冒頭には、会社と応募者がコンタクトをとるために必要な個人情報を記載します。
氏名・住所・連絡先(電話番号やメールアドレス)を記載しましょう。また、ポートフォリオサイトやビジネス向けSNSなどがある場合は、リンクも載せます。
以下は、アメリカの履歴書における「個人情報」の例文です。
Akira Yamada 1-XX-X Dogenzaka, Shibuya-ku, Tokyo, Japan 150-0043 Mobile: +81 90-XXXX-XXXX (JST) | Available 9:00–18:00 JST (UTC+9) Mail: akira.yamadaXXX@XXXXX.co.jp Portfolio: https://xxxxxxx.xxx
アメリカの企業の求人に応募する際は、電話番号の表記方法に注意が必要です。
連絡先の電話番号は先頭の「0」を除き、日本の国コード「+81」を付けて国際電話対応にします。また、対応可能な時間帯をタイムゾーン表記を付けて明記しましょう。
以下は、アメリカの履歴書における「希望職種」の例文です。
OBJECTIVE
Dedicated and results-driven Engineering Lead with over 8 years of experience in full-stack development and team management. Seeking to leverage proven leadership skills and technical expertise in cloud-native architecture to contribute to 〇〇〇 Tech Solutions as an IT Engineering Lead.
履歴書の希望職種の欄には、応募する希望職種に加えて、キャリアや応募理由を簡潔に書きましょう。
以下は、アメリカの履歴書における「成果・能力の要約」の例文です。
SUMMARY OF QUALIFICATIONS
「成果・能力の要約」を、箇条書きで分かりやすく記載します。
履歴書に成果や能力を記載するときは、数値データや技術の名称を用いて具体的に書くことが大切です。具体的に示すことで、採用担当者に対して実力を効果的に伝えられます。
以下は、アメリカの履歴書における「スキル」の例文です。
TECHNICAL SKILLS
保有しているスキルを、箇条書きで明記しましょう。
応募する職種や仕事内容で活用できるスキルがあると、大きなアピールポイントになります。
以下は、アメリカの履歴書における「職歴」の例文です。
PROFESSIONAL EXPERIENCE
〇〇〇 Tech Innovations | Tokyo, Japan Engineering Lead | April 2020 – Present
△△△ Software Solutions | Tokyo, Japan Senior Software Engineer | April 2017 – March 2020
職歴と主な実績を、数値データを用いながら具体的に記載します。
また、「Action Phrase」や「Power Verb」などの力強い動詞を使うと、より効果的に自身の優秀さを伝えられます。これまで積み上げてきた実力を、謙遜せずに伝えましょう。
以下は、アメリカの履歴書における「学歴」の例文です。
EDUCATION
University of ◆◆◆ | Tokyo, Japan Bachelor of Science in Computer Science | Graduated March 2017
University of ◇◇◇ at Austin | Austin, TX Study Abroad Program (Computer Science and Engineering) | September 2013 – June 2015
この履歴書の例文では2年間の留学経験を記載し、留学先の学校で学んだ内容を簡潔に記載しています。
学んだ内容は必ずしも記載が必要なわけではありませんが、仕事内容に関連がある場合はアピールにつながります。
以下は、アメリカの履歴書における「資格」の例文です。
CERTIFICATIONS
取得している資格がある場合は、履歴書に箇条書きで記載します。
資格には有効期限があるものや更新が必要なものがあるので、履歴書の提出時点で有効かどうかを確認したうえで記載してください。
ここまでに記載した内容のほかに選考に有利になりそうなアピールポイントがある場合は、特記事項として加えます。
以下は、アメリカの履歴書における「その他の特記事項」の例文です。
ADDITIONAL INFORMATION
この履歴書の例文では、エンジニアの仕事に関連があるボランティア活動と受賞歴を記載しています。
ボランティア活動を記載することによって社会貢献活動への積極性をアピールできて、好印象を与えられるでしょう。
アメリカの履歴書(CV、英文レジュメ)を作成するときの主なポイントは、下記の6つです。
以下で6つのポイントについて解説するので、参考にして履歴書を作成しましょう。
アメリカの企業に提出する履歴書を作成する際は、重要事項を最初のほうに記載してください。
アメリカの企業にはたくさんの履歴書が届くため、採用担当者は履歴書の冒頭部分のみをチェックして応募者をふるいにかけることが多いです。履歴書の最初の部分で魅力を感じてもらえなかった場合、履歴書を最後まで読んでもらえません。
アメリカの企業に提出する履歴書を作成するときは、分かりやすいレイアウトにすることが大切です。
分かりづらいレイアウトや冗長な内容になっている履歴書は、ビジネススキルが低いとみなされて高評価を得られません。
アメリカの履歴書は基本的に1ページでまとめることがおすすめです。職務経歴が長い場合を除き、1ページ内に必要な情報を記載します。
また、履歴書の構成や行・段落の間隔、適切な改行、フォントの種類・サイズなどに配慮して見やすいレイアウトを心がけましょう。
アメリカ企業に提出する履歴書を作成する際は、文章に使用する動詞に「Action Phrase」や「Power Verb」と呼ばれるものを選びましょう。これらの動詞を使用することによって、自分の能力・成果を分かりやすく伝えたり、採用担当者に大きなインパクトを与えたりすることが可能です。
| アピールしたい項目・分野 | 強力な動詞の例 |
| 実績や成果をアピールしたい | Accomplished: (目標などを)成し遂げた
Exceeded: (目標・基準・期待などを)上回った Surpassed: (他者・水準を)上回った、凌駕した Generated: (利益や価値を)生み出した Attained: (高い目標を)達成した |
| 職位・職責をアピールしたい | Executed: (計画・戦略等を)実行・遂行した
Oversaw: (業務全体を)監督・統括した Administered: (制度や組織を)管理・運営した Orchestrated: (複雑な事柄を)調整・組織化した Consolidated: (組織・資源などを)統合・強化・安定化した |
| リーダーシップをアピールしたい | Spearheaded: (プロジェクトなどの)先頭に立った
Mentored: (後進を)指導・育成した Cultivated: (関係や才能を)育んだ Transformed: (組織や状況を)劇的に変革した Authorized: (行為や人物を)正式に認可・承認した |
| チームワーク力をアピールしたい | Collaborated: (他部署や他者と)共同で取り組んだ
Facilitated: (円滑に進むように)橋渡し・促進した Harmonized: (意見の相違などを)調和させた Partnered: (提携して)協力体制を築いた Supported: (背後からしっかり)支援した |
| 営業スキルをアピールしたい | Negotiated: (有利な条件で)交渉をまとめた
Captured: (市場シェアや新規顧客を)獲得した Converted: (見込み客を)成約に結びつけた Retained: (既存顧客を)維持・繋ぎ止めた Maximized: (売上や利益を)最大化した |
| マーケティング力をアピールしたい | Conceptualized:(企画・構想を)立案・構築した
Launched: (新製品や施策を)市場に投入した Positioned: (ブランドや製品を)位置づけた Identified: (ターゲットや市場機会を)特定した Publicized: (広く世間に)宣伝・公表した |
Action Phrase や Power Verb をアメリカの履歴書に使用するときは、同じ動詞を多用することは避けてください。同じ動詞を何度も使うと、語彙力が乏しいと思われる可能性があります。
さまざまな動詞を駆使してアピールを行い、アメリカ企業の採用担当者の印象に残る履歴書を作成しましょう。
アメリカ企業に提出する履歴書では、謙遜することなく積極的にアピールしてください。自身が持つ能力や経験を具体的に記載し、会社にメリットをもたらす人材であることを伝えましょう。
日本には集団主義に根ざした謙遜の文化があります。しかしアメリカの履歴書において自分を低く評価したりへりくだった表現をしたりすると、採用担当者に実際の能力を伝えることができません。また、アメリカの企業が謙虚さを評価してくれる可能性は低いといえます。
アメリカの履歴書を作成するときは、スペルミスや文法の誤りなどに注意しましょう。
履歴書に誤字脱字があると、情報が正しく伝わらないおそれがあります。また、「正確性に欠ける「注意力が散漫である」などの低評価につながる可能性もあります。さらに、日本人がアメリカの企業に応募するケースでは「英語力に難がある」と判断されかねません。
アメリカの履歴書を作成したらセルフチェックを行うほか、英語を習得している第三者に確認してもらうことがおすすめです。
アメリカ企業に提出する履歴書を作成する際は、カバーレターも用意しましょう。
アメリカにおける「カバーレター(Cover letter)」とは、日本における添え状とプレゼンテーションの両方の役割を備えた書類です。カバーレターの詳しい内容は後述しますが、あいさつ文や希望職種、志望動機、自己PRなどを記載します。
アメリカにおける履歴書は簡潔に自身の実力を伝えるための書類であり、志望動機や自己PRは書かれていません。
カバーレターを履歴書と一緒に送付することによって、シンプルな履歴書の内容を補強したり応募ポジションに対する熱意を伝えたりすることが可能です。
アメリカの履歴書(CV、英文レジュメ)に添えて送付するカバーレター(Cover letter)は、箇条書きではなく文章の形式で作成します。
アメリカのカバーレターに記載する主な項目は下記のとおりです。
以下は、アメリカのカバーレターの例文です。
アメリカ合衆国のテキサス州・オースティンにある架空の会社「〇〇〇 Tech Solutions」が出している、ITエンジニアリングのリード職への応募を想定したカバーレターです。
Akira Yamada 1-XX-X Dogenzaka, Shibuya-ku, Tokyo, Japan 150-0043 Mobile: +81 90-XXXX-XXXX (JST) | Available 9:00–18:00 JST (UTC+9) Mail: akira.yamadaXXX@XXXXX.co.jp Portfolio: https://xxxxxxx.xxx
February 1st, 2026
Charlie Smith Hiring Manager 〇〇〇 Tech Solutions 123 △△△ Drive Austin, TX 78701
RE: Application for IT Engineering Lead Position
Dear Charlie Smith,
I am writing to express my enthusiastic interest in the IT Engineering Lead position at NextGen Tech Solutions, as advertised on your company website. With over eight years of experience in software development and a proven track record of leading high-performing engineering teams in Japan, I am eager to bring my technical expertise and leadership skills to your innovative team in Austin.
Currently, I serve as an Engineering Lead at a prominent IT firm in Tokyo, where I manage a team of 15 developers. During my tenure, I successfully led the migration of our core architecture to a cloud-native environment using AWS and Kubernetes, which resulted in a 30% increase in system efficiency and a significant reduction in operational costs. I pride myself on my ability to bridge the gap between complex technical requirements and business objectives, ensuring that every project delivers maximum value.
My decision to transition my career from Japan to the United States is driven by a desire to work at the forefront of global technology trends. Texas, and specifically Austin, has become a world-class hub for tech innovation, and I am particularly drawn to NextGen Tech Solutions’ pioneering work in building scalable distributed systems and real-time data analytics platforms. I am confident that my experience in managing cross-functional teams in the fast-paced Japanese market, combined with my adaptability and dedication to excellence, will make me a valuable asset to your organization.
I have enclosed my resume for your review, and I encourage you to explore my online portfolio linked above, which provides further details on my technical proficiencies in Go, Python, and microservices architecture. I am highly motivated to contribute to the continued success of NextGen Tech Solutions and am available for an interview at your earliest convenience via Zoom or Google Meet.
Thank you for your time and consideration. I look forward to the possibility of discussing how my background can support your engineering goals.
Sincerely,
Akira Yamada
Enclosure: ・Resume
履歴書に記載しない志望動機や自己PRはカバーレターに書いて、採用担当者に訴求しましょう。
宛名にはできるかぎり採用担当者の名前を調べて個人名を記載します。もし探しても採用担当者名が見つけられなかった場合は、「Dear Hiring Manager」と記載するのが一般的です。
アメリカの履歴書は「CV(Curriculum Vitae)」や「英文レジュメ」と呼ばれることが多いです。アメリカの履歴書には職務経歴書の内容が含まれており、採用担当者に自身の能力を簡潔に伝えます。
アメリカの履歴書と日本の履歴書で大きく異なるのは、顔写真を貼らないことや不要な個人情報を載せないことです。アメリカでは仕事との関連性が低い情報を履歴書に載せることは、選考において不当な判断や差別につながるおそれがあるとされています。アメリカの履歴書に載せるべきでない情報や必要な項目、書き方などを確認し、適切な履歴書を作成してください。
アメリカの履歴書を企業に送付する際は、カバーレターも用意します。
カバーレターには志望動機や自己PRなどを記載し、企業の採用担当者に熱意を伝えましょう。
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